ドイツ・ハイデルベルクに行ってみた話。
前回の記事にもちらりと書きましたが、このバックパッカー旅で、ドイツ・ハイデルベルクに行ってきました。
ジャニヲタならばハイデルベルクは行っとくべきやということで、ミュンヘンからフランクフルトに移動する途中、ハイデルベルクで1泊することに。
12月18日。
ハイデルベルク駅に降り立ちました。
想像以上に小さな駅で、設備も古めです。
駅を出た後も、歩けば歩くほど、ハイデルベルグは小さな街であるなあと感じると同時に、その歴史を感じさせる街並みになんだか中世の街にタイムスリップしたような感覚に陥っていきました。
アルトシュタット地区に宿を取っていたので、電車で向かいます。
アルトシュタット地区は旧市街で、狭い道路に石畳に古い教会、レンガ造りの家が並ぶ、ザ・ドイツ!なところです。
この時期はクリスマス前ということもあり、アルトシュタットにあるクリスマスマーケットには昼間から人が賑わっていました。
色とりどりのオーナメントや、ホットワイン、チョコレートなどなど。
見てるだけでウキウキします。クリスマスに備えてオーナメントを買う親子連れや、仕事の合間にホットチョコレートを飲みに来るビジネスマンもいます。
ホットワイン頼んで一服。10年前の今頃、マリウス少年は一家でここに来てクリスマスの買い物してたのかな・・・目キラッキラさせながらオーナメント選びしてたのかな・・・いやもう可愛いすぎるだろ・・・大天使・・・など、ぼーと想像して勝手に可愛いの爆弾に自爆。
その後も街歩きを続け、マリちゃんが薔薇色にあげてた写真のところで記念撮影。
ちょうど、マリちゃんお気に入りの教会の鐘が鳴っていました。
こ、これがマリちゃんを毎日起こしてた教会の鐘か・・・ロマンス濃度100%!朝の目覚め方までファンタジックだな・・・私なんて携帯のけたたましいアラームでしか起きた事ないぞ。。
気を取り直して観光を続けた後は、夕方から、カウチサーフィンというアプリでメッセージをくれた台湾人のCちゃんと待ち合わせ。
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Cちゃんは台湾出身、今はパリで生活しているアラサー女子。
Cちゃんも一人でハイデルベルクに滞在しているらしく、夕方から一緒に行動しようというお誘いをくれたのです。
ハイデルベルクに来た理由が、好きな日本のボーイズグループのメンバーの一人がハイデルベルク出身なんだと言うと、興味を持つCちゃん。(笑)
sexy zoneの広報になったかのように張り切って説明しようとするも、まず「アイドル」っていう概念を説明してもなかなか意図が伝わらない。
(改めて、アイドルって日本のガラパゴス文化の産物の一つだなあ、とこのとき感じました。)
どう説明したものか・・・と考えた結果、キムタクの名前を出してみようと思いついた私。
私「TAKUYA KIMURAって知ってる?」
C「ああ!!知ってるよ!!HERO大好きだったわ〜!彼はカッコイイよねえ〜。彼もグループ組んでるんだっけ?」
私「!!!そう!そのTAKUYA KIMURAと同じエージェントに所属してるんだよ〜」
C「なるほど。ボーイズグループを作る事務所なのね。」
す、すごい・・・!アジア圏のキムタクの知名度!ジャニーズの説明=キムタクの名前を出すでなんとかなっちゃう!
キムタク様の知名度恐るべし。。
この後はジャニーズから、日本の文化・政治・台湾の情勢など真面目な話に火がつき、レストランに2時間以上居座ってお話しました。
このとき台湾では総統選が迫っていたので、総統選を巡る改革派・保守派についてのお話はとても勉強になりました。
たまにはこういう事もいいなあと思いながら、ほろ酔いで帰宅。ベッドに入って1分で寝ました。
2日目は、Cちゃんと合流し、お昼からハイデルベルク城に向かいました。
雰囲気としては、スペインのアンダルシア地方にある、アル・ハンブラ宮殿に近い哀愁感という表現が一番近いかなあ。
城の見学部分のほとんどは屋根がなく、破壊(崩壊?)されている部分も多かったです。
ベルサイユ宮殿、サン・スーシ宮殿などの豪華絢爛な雰囲気とはかけ離れていて、ザ・お城が持つファンタジーさはありませんが、私はこういう少し哀愁感の漂う雰囲気のある方が好みなので、とっても気に入りました。また、城の中にはハイデルベルクのローカルワインも売っていて、ラベルに名前を入れてくれるサービスもありました。ワイン好きにはたまらない場所かも。
夜になるとライトアップされて更に綺麗。夜遅くまで開いていて、城の内部にはワインが堪能できるレストランもあります。どこまでロマンティッック・・・!
そしてお城からは、ネッカー川・アルトシュタット地区の街並みが一望できました。
夕方になると夜景スポットとしてもいい場所だと思います。
こんなとこで生まれ育ったら、そりゃもうピースフルで感受性豊かな子になるわな・・・と思ってました。
大天使マリちゃんを生み出した街、さすがっす・・・。
その後Cちゃんとお別れし、フランクフルトに夜向かいました。
結局ドイツでは、他にミュンヘン、フランクフルト、ニュルンベルクを周りましたが、私のお気に入りはハイデルベルクです。
マリウスフィルター覗いても、ハイデルベルクが一番好き。
ハイデルベルク城の悲壮的でありながら威厳溢れる雰囲気や、京都にある哲学の道のヨーロッパバージョンとも言うべき散歩道。
ロマンチックさではNo.1だと思います。イギリスのエディンバラの街並みが好きな方にはオススメです。